ポイント
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
読者の反応
- ブクマ
- 15
- 感想
- 0
- レビュー
- 0
- 評価者数
- 33
- 平均評価
- 8.79
- 週間読者
- 0
ブクマと評価ポイントの推移
日別の値
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
総合ランキングの推移
順位を読み込んでいます…
錆猫てん 2026/05/11 公開 2026/05/11 07:00 更新
ミストラル侯爵家の一人娘、リーザお嬢様ことエリーザは、母を亡くし多忙な父の愛情に飢える六歳の少女。侍女エルナは、ここが前世で愛した乙女ゲームの世界であり、リーザが癇癪で侍女を殺め、やがて闇に堕ちる運命の令嬢だと知っていた。
誕生日の夜、父との約束は破られる。絶望したエリーザが投げつけた花瓶を、エルナは身を以て受け止めた――あらかじめ脆い模造品にすり替えておいた、その花瓶を。「嫌いにならないで」と泣く幼い主に、エルナは静かに告げる。「嫌いになどなりません。リーザお嬢様」「エルナは、ここにいます」と。
それは、運命に抗う最初の一手だった。
叱るのではなく、共に菓子を拾う日。返事の来ない手紙を父へ書き続ける日。高熱の夜、エルナは多忙な侯爵に娘の小さな日々を語り、不器用な父娘の間に橋を架けた。
二年後、八歳になったエリーザはアカデミーへ旅立つ。膝を折り遅すぎた謝罪を口にする父、自分の言葉で詫びを返す娘。エルナの袖を握っていた小さな手が、するりと離れる。
ここから先に、もうシナリオはない。未来は白紙――けれど白紙は、何度でも書き直せる。この子が、独りではない限り。
――そんな物語の後日譚。
王立アカデミーの幼年部へ通い始めて、半年が過ぎたころ……
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
順位を読み込んでいます…