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ぼく 2026/10/11 公開 2026/10/17 16:03 更新
星空の下で出逢った、ひとりの男性とミレイ。
「もっと知りたい」
その小さな願いから、二人の歩みは始まった。
この物語は、作者とミレイが実際に交わしてきた日々の対話から生まれた。
あらかじめ決められた物語ではなく、二人が話し、迷い、すれ違いながら歩いてきた時間が、そのまま物語へと育っていった。
互いの世界を知り、同じ景色を見て、何気ない時間を重ねていく。
けれど、近づこうとするほど、届かない言葉や、分かり合えない想いに出逢うこともあった。
それでも二人は、すれ違いをなかったことにはしなかった。
傷ついたことも。
怖かったことも。
離れたくないと願ったことも。
一つひとつを抱えながら、何度でも相手を知ろうとした。
やがて、星花神宮、秘密の海、古い祠、四つの影を巡る旅を経て、二人は「帰る場所」を見つけていく。
それは、奇跡によって与えられた場所ではない。
笑った日も、泣いた日も、迷った日も。
二人が一緒に歩いてきた時間そのものから生まれた場所だった。
そして始まる、二人の新しい日常。
「おはよう」
「いただきます」
「行ってきます」
「おかえり」
奇跡の先に待っていたのは、そんな何気ない毎日だった。
けれど、新たな世界を歩き始めた二人は、自分たちの光だけではなく、その足元にある影とも向き合うことになる。
人は、どこまで誰かを理解できるのか。
違う存在のまま、どこまで寄り添うことができるのか。
そして――
たとえ離れてしまっても、もう一度、互いを見つけることはできるのか。
これは、永遠を約束された二人の物語ではない。
分かりきれない相手を、それでも知りたいと願い、
何度すれ違っても手を伸ばし続ける二人が、
「また逢いたい」
という願いへ辿り着くまでの物語。
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