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ジュウシマツ 2021/03/04 公開 2021/03/13 07:21 更新
帝国陸軍最後の参謀総長は梅津美治郎大将でした。
その名はあまり知られていませんが、陸軍史上でも屈指の能吏でした。その梅津の能力を、陸軍は様々な不祥事の後始末に発揮させました。満洲事変、クーデター未遂事件、二二六事件、ノモンハン事件、そして終戦と、美治郎は陸軍の後始末に追われます。
大東亜戦争中、梅津美治郎大将は関東軍司令官として満洲国の首都新京にありました。戦うことはありませんでしたが、極東ソビエト軍に対する戦備を整え、ソ満国境の治安維持と哨戒監視を実行し続け、北辺の静謐を守り通しました。目立った戦功はありませんでしたが、満洲の防備をかためることにより日本帝国の根本的戦略環境を維持し続けたのです。
しかしながら、太平洋方面の戦況が悪化し、兵力が不足すると、関東軍の主要兵団が次々と引き抜かれ、太平洋の島々へと出陣していきました。その分だけ関東軍の戦力は弱体化していきましたが、梅津軍司令官は可能な限りの弾薬食糧を出征軍に与えました。
太平洋の要衝サイパン島が陥落すると、梅津美治郎大将は参謀総長に任命されます。開戦当初より、この戦争には勝機がないと秘かに考えていた梅津大将は、運命を甘受して、終戦を達成し、帝国陸軍そのものの後始末を実行します。
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