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湯瀬 2025/03/25 公開 2025/03/25 21:18 更新
──もし私が時を遡って人生をやり直せるとしたら。
私は迷わず、10年前の、あの発言をやり直す。
「来たぞ!巨女!潰されるー!逃げろー!」
「やーい!ゴリラ女!ゴリラ女!」
「うわっ、怒った!可愛くねー!お前みたいなデカくて顔が怖い女、誰も相手にしないぞ!」
幼少期から異様に大きくて、特に鍛えたりしなくても勝手に筋肉がついてしまう体質。
一部の品のない男子どもに不愉快なあだ名をつけられて、微塵も面白くないイジリをされて、無視してもしつこく揶揄われて。
それでついにキレた私が放った言葉。
「──っ!
いい加減にしろ!いっつもしつこいんだよ!チビ男ども!!
あんた達に言われなくたって、こっちから願い下げだわ!!
私だって、『自分より小さくて弱っちいモヤシ男』なんか、絶対!相手にしないっつーの!!」
口に出した言葉は、肝心の相手にはまったく響かず、別の相手に届いてしまった。
たまたまそこを通りがかった、私の片思いの相手──小柄で細身な、色白男子のスノリーに。
◇◆◇◆◇◆
筋肉体質な巨大令嬢グレヴィアと、内気で細身な色白男子スノリーの、臆病な恋のお話です。
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