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余白書房 2026/11/06 公開 2026/11/06 20:59 更新
「色ガラスを切って遊んでいるだけの女を、侯爵夫人にはできない」
そう言われ、婚約を解消された子爵令嬢セレナ。
彼女は王都の小さなガラス工房で、教会や公共建築のステンドグラスを作る職人だった。
ちょうどその頃、百年以上前に造られた王都大聖堂の巨大な薔薇窓を修復するため、王家主催の公開選定が行われることになる。
元婚約者の商会が提出したのは、宝石のように華やかな見本。
セレナが提出したのは、冬の寒暖差まで計算して組んだ、少し地味な青い窓。
選定前夜、王都に今年最初の寒波が訪れる。
翌朝。
元婚約者の見本には一本の亀裂が走っていた。
誰かの名前の下で働くのではなく、自分の工房名で百年残る仕事をしたい。
婚約破棄×ステンドグラス職人令嬢×お仕事×逆転恋愛の一話完結短編。
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