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すずの木くろ【N-Star】 2019/04/01 公開 2020/10/23 12:00 更新
中堅貴族の三男であるフィン・ライサンダーの人生は、苦難続きだった。
その利発さから『神童』と呼ばれ将来を嘱望されたのも今は昔。5歳の時に負った怪我がもとでその才を失い、加えて貴族には必ず備わる特殊能力『祝福』も発現せず、フィンは18歳までずっと“無能”の烙印を押されていた。
そして、追い打ちをかけるように飛び込んできた両親の訃報――。
だが、幸運の女神はフィンを見捨ててはいなかった。
運営を任された辺境領地でまたもフィンは大怪我を負うが、これがフィンの奇跡の始まりとなる。
フィンは、自身がかつて日本で生きた転生者であることを思い出し、さらに“他者の祝福を最高レベルまでアップさせる”という、反則級の祝福が発現したのだった。
「今まで自分を見捨てずにいてくれた従姉妹たちへ恩を返すため、そして今まで自分を見下してきた者を見返すため――」
過去の記憶と知識、強力なバフスキルという武器を手に入れたフィンは、王族をも巻き込みながら、自分の治める辺境の地をどこにも負けない大都会に改革していくことを決意するのだった。
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