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アズマユージ 2026/01/24 公開 2026/10/29 22:00 更新
異世界に召喚されたのは、ただの産廃屋のおっさん。
本人は勇者になる気も、世界を救う気もなかった。
だが、辺境の荒れた村を立て直したことをきっかけに、食料問題、戦争、国家運営、宗教問題、失われた技術の復興まで、なぜか次々と面倒事が舞い込んでくる。
ユージが持っていたのは、剣の腕でも特別な知識でもない。
現場で働いてきた経験と、「それ、本当に必要か?」と考える癖だけだった。
本人はいつも、
「面倒だから適当にやっただけなんだけどな……」
と思っている。
だが、周囲はそう思わない。
何気ない一言は政策となり、
思いつきは技術革新となり、
その場しのぎの提案は国家の未来を変えていく。
戦争を終わらせ、
国家を建国し、
信仰と向き合い、
文明を支える技術を掘り起こし――
やがてユージは、豊かさを追い求めることが、必ずしも人々の幸せにつながるわけではないと気づいていく。
そして、世界はさらに広がっていく。
異なる文化、異なる価値観、異なる生き方。
自分たちにとっての当たり前が、他の誰かにとっても当たり前とは限らない。
相手を変える必要はあるのか。
違いをなくさなければ、分かり合えないのか。
そもそも、人は何のために生きるのか。
そんな難しいことを考えるつもりなど、ユージにはさらさらなかった。
ただ、美味いものを食べ、気の合う仲間と酒を飲み、面倒なことにはなるべく関わらず、のんびり暮らしたいだけなのだ。
ところが、そんなおっさんの何気ない言葉が、またしても世界を動かしてしまう。
戦わず、支配せず、頑張りすぎず。
それでも、なぜか世界が変わっていく。
これは、無自覚なおっさんが世界を救ってしまう物語。
そして、世界を救うことよりも大切な何かを、少しずつ見つけていく物語である。
⸻
※第五部「異文化交流編」連載中。
※本作は「カクヨム」でも掲載しています(カクヨム版は遅れて連載中です)。
※順次Amazon Kindleにて電子書籍・ペーパーバック化しています。本文内容はWEB版と同一です。
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