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平松豊政 2026/10/16 公開 2026/10/23 12:00 更新
世界最大企業カルソックの会長・大虎と結婚した愛菜は、自ら立ち上げた「まなブランド」を育てようと奮闘していた。
しかし、若手デザイナー・紗良の焦りを利用した事業家・久世が、愛菜の名前と切り取られた音声を使い、承認のない共同事業への出資を募っていたことが発覚する。誰かの夢を信じたい気持ちと、会社や顧客を守る責任。その間で揺れながら、愛菜は自分の言葉で事態に向き合っていく。
やがて明らかになる、大虎が秘密にしていた融資の保証。愛菜を支えるための行動は、夫婦の信頼を問い直すことになる。一方、大虎の元恋人・ゆみは店の再建に取り組み、紗良も、自らの過ちが残した傷から目を逸らさず、服作りを学び直していく。
父との和解、仲間への信頼、そして娘・千晴の誕生。すべてを一人で背負うのではなく、話し、任せ、ともに生きることを覚えていく大虎と愛菜。
二人がようやく手にした「帰る場所」。その穏やかな日々に、一通の封書が届く。
差出人は、大虎とカルソックを創業し、その後袂を分かった男・真壁修一。
「あの時、お前に渡さなかったものがあるんだ」
家族の未来が始まったその時、大虎の知らなかった過去が、静かに動き出す。
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