ポイント
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
読者の反応
- ブクマ
- 0
- 感想
- 0
- レビュー
- 0
- 評価者数
- 1
- 平均評価
- 10.00
- 週間読者
- 0
ブクマと評価ポイントの推移
日別の値
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
総合ランキングの推移
順位を読み込んでいます…
平木明日香 2026/06/29 公開 2026/07/04 00:34 更新
風の神を信奉し、流れと自由を尊ぶ多種族国家セフィラード。
王都にそびえる最高司法機関・大衡法院では、人間だけでなく、翼人、夢を共有する一族、肉体を持たない精霊、そして数百年を生きる長命種までもが、同じ法の下で裁かれている。
その頂点に立つのは、異大陸から渡ってきた千二百歳の魔人――首席衡理官レイヴァン・エル=カディム。
王族にも媚びず、神官にも屈せず、罪人にも侮蔑を向けない彼は、今日も静かに告げる。
「王も神官も罪人も、私の法廷では同じ高さに座っていただきます」
姿なき精霊を消滅させた楽器職人。
故郷から逃げる自由を奪われた少女。
三百年前の虐殺に加担しながら、当時の法には従っていた長命者。
そして、国を救うために民の自由を奪った英雄。
善人だから無罪なのか。
悪人ならば、どのように裁いてもよいのか。
種族も寿命も身体の形さえ異なる者たちを、同じ法律で裁くことは、本当に平等なのか。
法廷に持ち込まれるのは、いずれも法だけでは答えの出ない事件ばかり。
それでもレイヴァンは、証拠を読み、言葉を聞き、誰かの自由を奪う判決を下し続ける。
なぜなら彼自身、かつて故国で“不正な法律に従い”、多くの者を死へ追いやった裁判官だったからだ。
法に従うことは、正しいことなのか。
正義のためなら、法を破ってもよいのか。
やがて数々の事件は、八百年前の建国に隠された一つの偽りへとつながっていく。
裁かれるべきは罪人か。
法律を作った者か。
それとも、偽りの上に築かれた国家そのものか。
これは、善悪を見分ける物語ではない。
善悪だけでは救えない者たちのために、千年の罪を背負う魔人裁判長が、不完全な法と向き合い続ける異世界法廷幻想譚。
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
順位を読み込んでいます…