詩 連載中・全1話

俳句 楽園のリアリズム(パート2-その1)

ヒサカズ ヤマザキ 2025/03/31 公開 2025/03/31 17:16 更新

あらすじ



 冒頭から旅というものに異様にこだわっているような印象をもたれるかもしれませんが、まあ、一人旅にかぎりますけど、旅というものの特性が、つまり、あわただしい日常から深層まで自分を解放して「旅の孤独」に身をまかせて知らない住宅街や商店街や田舎道をぶらぶらと歩きつづけるだけで私たちの幼少時代がしぜんとめざめて夢想するための条件を満たし、旅先の風景などが快い旅情を誘うことになるという事実に気がついたのが、この試みの私の出発点なのでした。そうして、面倒くさい詩なんかを読まなくたってだれもが比較的簡単に旅先で味わうことのできる詩よりも純度の高い詩情、それこそが旅情というものにほかならないということに気がついたことも。
 詩情(ポエジー)も旅情も体験する「場」がちがうだけでおなじように夢想することによってもたらされる喜びの感情なので、おそらくまだ俳句のポエジーに出会えていないほとんどの読者の方にとっては、旅先で作られたと思われる俳句を読んで旅情のような詩情(ポエジー)を味わってしまうことが、この後に登場するたくさんの俳句で本格的なポエジーを味わうためのきっかけになってくれるのではないか、というのが「パート2」前半のテーマとなっています。

 私たちを旅情にひたらせてくれるのは「イマージュとしての事物」に変換された旅先の風景、私たちにポエジーを感じとらせてくれるのは「事物のイマージュ」に変換された名詞の表す事物のイメージ。

 幸運なひとときに旅先の風景がイマージュの表情を見せて旅情を誘うことがあるのも、旅というものの特性が〈幼少時代の核〉をあらわにしてしまう瞬間があって、それと同時に、ただの視覚像がイマージュに変換されてしまうせい。旅に出るだけで、だれもが比較的簡単に旅情を味わえてしまうのもこうしたわけだと思われます。

 旅情のような詩情を、俳句の言葉を通して体験してしまうことの意味とは?

「わたしたちが昂揚状態で抱く詩的なあらゆるバリエーションはとりもなおさず、わたしたちのなかにある幼少時代の核が休みなく活動している証拠なのである」(ガストン・バシュラール)

ポイント

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日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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ブクマと評価ポイントの推移

10/31〜11/06(7日間)
ブクマ 4+0(7日間)
5 4 3 10/31 11/03 11/06
評価ポイント 40+0(7日間)
41 40 39 10/31 11/03 11/06

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/06 4 ±0 40 ±0
11/05 4 ±0 40 ±0
11/04 4 ±0 40 ±0
11/03 4 ±0 40 ±0
11/02 4 ±0 40 ±0
11/01 4 ±0 40 ±0
10/31 4 ±0 40 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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