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ざびお 2026/09/11 公開 2026/10/02 20:17 更新
豪雪に沈むカムイ高原。
帝国の電撃侵攻作戦により、皇国の北領は占領の危機に陥っていた。
撤退する皇国軍の中、残されたのは寄せ集めのカムイ防衛軍。出された指令は二週間の時間稼ぎ。
その最前線で、旧式機を与えられた新兵がいた。
軍学校を首席で出た伍長、九条嗣巳。
油と硝煙の匂いが立ち込める「鉄の棺桶」の中で、能面のようなこの青年だけが、笑っていた。
的を外さないために感情に蓋をすることを強いられた、若き天才狙撃手。
しかし、彼の力だけで戦場は揺るがない。
帝国とにらみ合いを続ける中、彼はとある部隊へ配属される。
配属先の隊長は、機体を「赤」に塗り上げた、特異な少佐であった。
その男は、嗣巳へ「赤」の意味を説く。
着実にカムイ攻略の糸口を見つける帝国。戦況を覆すすべのない皇国。
彼らの戦争は、泥沼の遅滞戦へと進んでいた。
皇国、帝国の思惑が戦場で交差するとき、果たして「赤」はどのような意味を持つのか。
これは、敵を屠る機械であろうとする主人公と、それを取り巻く兵士たちの群像劇。
その笑みは、機械から兵士になるための産声なのか。
――されど男は鉄の棺桶で笑う。
※処女作です。
※カクヨムにも投稿しています。
※素人ながらに重厚なミリタリー戦記小説を目指しています。
※週1~2話のペースで更新します。なお、投稿時間は20時を予定しております。
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