異世界恋愛 短編

悪役令嬢? なんですの、それ。私は、ただの悪女です。

岡谷あやこ 2026/11/06 公開 2026/11/06 15:16 更新

あらすじ

侯爵家の令嬢として、なに不自由なく暮らしてきた私《わたくし》。
婚約者は王太子。
正直、王太子よりも、側妃の産んだ第二王子の方が、私の好みです。顔も言動も、何もかも。王太子よりも優れているのです。
私比、ですけれど。
ですが、私は侯爵家の娘。家門のために嫁ぐのが役目。贅沢な暮らしと引き換えの、責務でございます。我が儘なんて言えません。
それと、もうひとつ。上位貴族に、特に5つの侯爵家に課せられた責務がございます。国を代表する者として、自国の事柄は当然。周辺諸国の事柄に関しても学ばなければなりません。
王妃となる者は、更なる勉学が待っております。
現王妃も、侯爵家の令嬢としての責務を全うし。更には、王妃教育も受けて、今の地位を手に入れたのです。
寵愛を受けた側妃は、それらの責務を免除されております。当然、国を代表する知識を兼ね備えておりません。
王はそれで良いと。側妃は、王を癒す存在であれば良いと仰ってます。
優秀な王妃がいるのだから、それでなんら問題ないと。
正直なところを申しますと、ふざけるな! という言葉しか思い浮かびません。
王太子に嫁ぐのは、王国のため、家門のため、吝かではありません。
で、す、が。
私、側妃は認めませんわ。

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