コメディー 連載中・全29話

毒見役に転生した私、12年間一度も毒に当たらないので、ただの食レポ係だと思われています

中原九尾 2026/10/05 公開 2026/10/30 16:00 更新

あらすじ

「被告人、オムレツ。罪状、毒物混入の疑い」

王宮毒見役ミレーユ、28歳。前世は食品メーカーの品質保証部。
この職について12年、一度も毒に当たったことはない。
それは自分が王国最後の防衛線として恐れられているから――と本人は信じている。

実際のところ、厨房の料理人たちは毎朝、彼女の「判決」に賭けている。
無罪か、完全無罪か、それとも執行猶予か。
見習いのティモは彼女の独り言を「名言」として書き留め、城門まで叫んで回る。
おかげで城内での呼び名は、毒見役ではなく「食レポ係」だ。

口の悪さは折り紙つき。
心の中の毒舌はたいてい心の中に収まるけれど、ときどき口からこぼれる。
こぼれるたびに、苦しい言い訳が一品増える。
「このババ……ババロアが食べたいなー」

そんな彼女がある日、下げられてきた皿に気づく。
毒見のあとの30分と、3階まで運ぶ12分。
合わせて42分のあいだに、料理はすっかり冷めていた。
13歳の少年王ユリウスは、24脚の椅子が並ぶ食堂で、ひとり冷めたスープを口に運んでいる。

熱いまま届けたい。前世で食べた、あの料理を食べさせたい。
「ん」しか言わない料理長。賭けの胴元のパン職人。帽子がいつも斜めな菓子職人。
「理論上は」が口癖の宮廷魔術師。そして、規定と懐中時計でできた石頭の侍従長。
メロンパン、カレー、ラーメン、プリン、おにぎり――
毒見役の舌と前世の記憶を頼りに、王宮の厨房は夢の料理の再現に挑む。

毒は出ない。けれど、毒舌は出る。
孤独な王の食卓に「いただきます」が届くまでの、ほろ苦くて温かい宮廷グルメコメディ。

判決。――無罪。本日も、毒なし。

※第一部(全25話)完結。10/27より第二部「北からの客」編、毎日16時更新。
※他サイトでも同時掲載しています。

ポイント

総合ポイント 674
日間ポイント 18
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 37255.2% ブクマ×2 30244.8%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

ブクマ
151
感想
2
レビュー
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評価者数
42
平均評価
8.86
週間読者
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ブクマと評価ポイントの推移

10/24〜10/30(7日間)
ブクマ 151+59(7日間)
140 120 10/24 10/27 10/30
評価ポイント 372+176(7日間)
300 10/24 10/27 10/30

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
10/30 151 +5 372 ±0
10/29 146 +3 372 +38
10/28 143 +6 334 +6
10/27 137 +10 328 +46
10/26 127 +2 282 +10
10/25 125 +21 272 +42
10/24 104 +12 230 +34

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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