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菊 2026/05/09 公開 2026/06/13 13:48 更新
「エレナ・フォン・リヒテンベルク! 貴様のような冷酷な女との婚約は、今この瞬間をもって破棄させてもらう!」
卒業式の夜、七年間の献身を無視し、王太子は高らかに宣言した。
隣には、彼が「真実の愛」と呼ぶ男爵令嬢。
あらぬ疑いをかけられ、周囲から「悪役令嬢」と蔑まれても、私はただ静かに微笑む。
――結構ですわ。その言葉、二度と取り消さないでくださいね?
彼らは知らない。王国を数千年にわたって守ってきた古の結界が、今まさに崩壊の危機にあることを。
そして、その結界を修復できるのは、不当に扱われながらも誇りを失わなかった「私」だけだということを。
「私が王国を救って差し上げます。――ただし、婚約破棄の受理と、二度と私に関わらないという誓約書をいただけますか?」
国を捨て、自由を選んだ私を待っていたのは、かつて救った隣国の冷徹公爵(あるいは謎の美青年など)からの、あまりにも甘すぎる執着と溺愛だった。
一方で、守護者を失い、滅びの淵に立たされた王国と、今さら「戻ってきてくれ」と泣きつく王太子の末路は――。
これは、断罪された令嬢が「王国救済」を交渉材料に自由を勝ち取り、本当の幸せを掴み取るまでの逆転物語。
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第17話から数式の書き方等を変えました。
※短編を連載版として出しています。
5/15:あらすじ変更
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
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