異世界恋愛 短編

花嫁が「いいえ」と言ったので、婚礼の鐘は鳴りません

星渡リン 2026/07/18 公開 2026/07/18 07:00 更新

あらすじ

「いいえ。私は、この婚姻を受け入れません」

 二国の和平を祝う婚礼で、花嫁クラリスがそう答えたため、祝福の鐘は鳴らなかった。

 婚礼前夜、クラリスは自分の書類箱に隠された付帯条項を発見する。そこには、故郷である国境三領と三万人の住民を、花嫁の持参品として隣国へ譲り渡すと記されていた。

 しかも十五歳以上の住民には、銀鉱山での労役が課されるという。

 大聖堂の鐘が鳴れば、婚姻とそれに付随する契約は〈神聖契約〉として確定し、二度と覆せない。

 逃げれば、和平を壊した身勝手な花嫁にされる。部屋で拒んでも、密約は別の形で進められる。

 だからクラリスは、両国の王族、諸侯、外国使節が見守る祭壇へ立ち、すべてを明らかにすることを決めた。

 だが、密約に押された両国の国王印は本物だった。

 やがて、二国の重臣たちによる裏取引と、持ち出された国璽の秘密が暴かれていく。

「あなたが拒んだのは、私との結婚ですか」

「いいえ。私たちの婚姻に、三万人の人生を括りつけた方々を拒みました」

 すると、拒絶されたはずの王太子アルフォンスは、クラリスの隣に立った。

「では、私もこの契約を拒みます」

 これは、花嫁のたった一度の「いいえ」が、人々の故郷を守り、本当に祝福されるべき未来を選び直す物語。

ポイント

総合ポイント 6,374
日間ポイント 0
日間ランクイン 12
最高順位 66
評価ポイント 6,05695% ブクマ×2 3185%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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ブクマと評価ポイントの推移

10/28〜11/03(7日間)
ブクマ 159+0(7日間)
160 159 158 10/28 10/31 11/03
評価ポイント 6,056+0(7日間)
6,057 6,056 6,055 10/28 10/31 11/03

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/03 159 ±0 6,056 ±0
11/02 159 ±0 6,056 ±0
11/01 159 ±0 6,056 ±0
10/31 159 ±0 6,056 ±0
10/30 159 ±0 6,056 ±0
10/29 159 ±0 6,056 ±0
10/28 159 ±0 6,056 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

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