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megu 2026/09/11 公開 2026/10/07 20:20 更新
私の結婚式に、花婿が七人来た。
黒竜を倒した英雄「黒玻璃の騎士」と、三年間、手紙を交わした。
王女クラウディアは、顔も知らない相手から届く「眠れ」「食べろ」という余計な一言を、いつの間にか待つようになっていた。
その英雄と結婚する日、祭壇へ現れたのは七人の男だった。
妻子のいる兵士。口の悪い軍医。敵国の捕虜。彼らは一枚の黒い面を引き継ぎ、倒れない騎士を演じていたという。
王冠が認めた花婿は一人。残る六人は、認定に異議を唱えた罪で死刑になる。
その法を書いたのは、クラウディア自身だった。
婚礼を止め、証言を聞くうちに、彼女は手紙の書き手を見つける。
痩せた記録係ラウル。誰より彼女の眠れない夜を気にかけた男は、三年前、彼女の兄を門の外へ残した男でもあった。
なぜ閉めたのか。なぜ、その後も手紙をくれたのか。
答えを聞く前に、母は取引を告げる。
一人を処刑して英雄へ嫁げば、五人は救われる、と。
七人の証言から始まる、王女と書記の宮廷恋愛ミステリ。
全27話。最終話まで執筆済み。
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