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深爪のふーちゃん 2016/07/28 公開 2016/07/28 23:00 更新
近世中期、華やかな時代は遠く昔、文学や芸術を初めとする文化そのものすべてが中途半端。鎖国は外国文化をもの珍しい見せ物にし、医学も技術も発展が殆どない。ただ同じ日々が過ぎていくだけのまさしく色のない時代。
ある素性も知れない男、佐村源四郎は興味本位から文学研究をして日々食い詰めながら、文化の世界で名声を得ることを望んでいたがしかし、現実はいつもと変わらぬ日々、代わり映えのない風景に嫌気がさしていた。ところがある日、巨大な凧に乗って空を飛ぼうとする男が目の前に現れて、そのまま凧は長屋に突っ込み失敗したが、源四郎はその瞬間、このおかしな男に着いて物語を書いて行けば、世界に色がつき始めるような、そんな気がした。それが源四郎と、後の本草学者で、発明家で、文学者で、芸術家で、西洋画家で、蘭学者である平賀源内との出会いだった。
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