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AK310 2018/09/01 公開 2020/11/14 22:23 更新
全身真っ黒の不気味な男、影の男によって記憶を消され、異世界転生させられた主人公ヒロタミツキ。
彼が転生した先の世界の人々は、ミツキが転生者であることをすぐに見抜き、熱烈に歓迎した。
なぜ転生者であると分かったのか、なぜ歓迎されるのか。
その答えはミツキが転生する十年前、同じように転生した一人の男の存在にあった。
ミツキが転生してきた世界。
そこで人類は、魔力を持つものと持たないものとに分かれていた。
魔力を持たない人間に対して完全な上位互換であった魔力を持つものたち。
彼らは自身を魔族と呼び、魔力を持たない人間を蔑み差別してきた。
長く続いたその差別の歴史を終わらせたのが、十年前の転生者だった。
彼は魔力を持たない人間たちにも、それに変わる力があることを発見した。
原油、火薬、電気が生成できるその力を気力と名付けた転生者は、その力と自身の知識を生かして急速な発展を目指した。
そんな彼を指導者とした国家の下、人間たちは小銃の開発、戦車の誕生、航空機の運用を成功させたのだった。
そしてついに。
人間と魔族が。
差別をされてきた側と、差別をしてきた側が。
第二次大戦に相当する科学力と、剣と魔法が。
二つに分かれた人類による、総力をかけた戦いが幕を開けようとしていた今。
そんなさなかに転生したミツキもまた、大きな戦争へと巻き込まれることとなる。
民族をかけた戦いに挟まれ、多くのものを失ったミツキ。
だがそんな中で発現した、あらゆるものを切断する右腕から伸びる魔法の刃を武器に。
この戦争に身を投じることを、ミツキは決意した。
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