ローファンタジー 完結・全37話

『サヤームの鈴 ―日本人義勇隊の軍師になった男―』四百年前のアユタヤ王朝、君に渡せなかった鈴が今、歴史の彼方から鳴り響く~

十夢矢夢君ーとむやむくんー 2026/04/05 公開 2026/04/27 05:10 更新

あらすじ

“歴史は変えられない。だが、想いは時を越えて響く――”

 観光地として名高いアユタヤの、チャオプラヤ河畔に静かに佇む「日本人町跡」。
 かつてそこには、鎖国直前に国を追われたキリシタンや、関ヶ原の戦いで敗れ、新天地に命を賭けた荒くれ者の武士たちが築いた、人口数千人規模の壮絶な「サムライの町」が実在した。

 バンコクで挫折を抱え、亡き恋人の影に囚われていたドキュメンタリー作家の主人公レックは、ある日、遺跡から出土した古びた恋文に触れた瞬間、一六二五年のシャム王国(現在のタイ)へと逆流する。
 そこは、異国にその名を轟かせた風雲児・山田長政率いる日本人義勇隊が、アユタヤ王朝の血塗られた王座簒奪(さんだつ)劇へと巻き込まれていく激動の時代だった。

 彼を救ったのは、現代で失った恋人と瓜二つの娘・ハナ。だが、彼女の心はすでに英雄・長政に捧げられていた。レックは現代の知見を武器に、長政の軍師として戦場に立ち、泥濘の利権争いの中で町の繁栄を支えていく。

 しかし、牙を剥く歴史の濁流。長政は毒矢に倒れ、日本人町は焼き払われる運命にある――タイの歴史を知る者なら誰もが知る「あの破滅」に向かって、歯車は回り出す。

 未来へ帰ることも、史実を変えることもできない。ならば、この歴史の空白に何を残すのか。レックは「影武者」として長政の名を継ぎ、愛する者の命を繋ぐため、一太刀の可能性に命を懸ける。

 そして現代。西日に染まるチャオプラヤ河を見つめる老境のレックの掌には、四百年前のサヤームの風と、確かにあの鈴の音が残っていた。

 アユタヤ資料館の片隅に眠る錆びた遺物が、突如として鮮烈な血肉を持って動き出す。
 アジア通のあなたにこそ解き明かしてほしい、壮大なる歴史ロマンファンタジー。

ポイント

総合ポイント 12
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日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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ブクマと評価ポイントの推移

10/25〜10/31(7日間)
ブクマ 1+0(7日間)
2 1 0 10/25 10/28 10/31
評価ポイント 10+0(7日間)
11 10 9 10/25 10/28 10/31

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
10/31 1 ±0 10 ±0
10/30 1 ±0 10 ±0
10/29 1 ±0 10 ±0
10/28 1 ±0 10 ±0
10/27 1 ±0 10 ±0
10/26 1 ±0 10 ±0
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「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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