異世界恋愛 短編

「妄想で港を止める臆病者め」と追放された検疫令嬢——三月後、疫病船が王都に入った朝のこと

歩人 2026/06/03 公開 2026/06/03 19:00 更新

あらすじ

侯爵令嬢エルネスティーネは、王国唯一の外洋港リンドハーフェンで検疫を統べる「水際の令嬢」だった。
入港船の積荷と乗員を季節と航路から読み解き、疫病の兆しを持つ船を黙って沖に留め置く——その判断が、十年、王都を疫病から守ってきた。
だが婚約者である王太子ヴァレンティンは、彼女が交易を渋らせる「臆病な妄想家」だと断じ、公衆の面前で婚約を破棄、検疫官の職を剥奪する。
後任は、ある交易商会に買われた港湾長レオポルト。彼は止められていた船をすべて通し、エルネスティーネが十年書き続けた検疫帳を「迷信の落書き」として焼き捨てた。
追放されたエルネスティーネを唯一信じたのは、十年文通を交わしてきた島嶼国の元船医アルヴィド。二人は互いの検疫記録を読み合い、敬意から想いを育ててきた仲だった。
三月後、検疫帳が指していた通りの疫病船が、誰にも止められず王都の桟橋に着く。失われた一冊の記録が、国の運命を握っていたと、誰もが手遅れになってから気づく。

ポイント

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ブクマと評価ポイントの推移

10/30〜11/05(7日間)
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14 13 12 10/30 11/02 11/05
評価ポイント 480+0(7日間)
481 480 479 10/30 11/02 11/05

日別の値

新しい順・下の段は前日比
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11/05 13 ±0 480 ±0
11/04 13 ±0 480 ±0
11/03 13 ±0 480 ±0
11/02 13 ±0 480 ±0
11/01 13 ±0 480 ±0
10/31 13 ±0 480 ±0
10/30 13 ±0 480 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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