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八咫 日本 2026/05/25 公開 2026/06/02 01:34 更新
2026年6月。世界は現実とは少し違うパラレルラインを歩んでいた。
中国は国内の深刻な経済停滞と不動産バブル崩壊への人民の不満を逸らすため、「祖国統一」の歴史的使命を前倒しで決断。標的となる台湾の頼清徳政権は警戒を強めるも、非対称戦用装備の納入遅れというアキレス腱を抱えていた。
一方、アメリカはインド太平洋シフトを鮮明にし中東への関与を否定するも、極東では新たな危機が勃発していた。5月に金正恩が急死し、実権を握った金与正率いる北朝鮮が6月15日より軍事境界線を越境。さらにロシアはウクライナを包囲したまま軍事行動を止め、極東に不気味な圧力をかける。中・露・北による巧みな陽動作戦により、米韓軍と自衛隊の戦力は分散を余儀なくされていた。
そんな一触即発の事態の中、日本の首相官邸は異様な空気に包まれていた。自民党の選挙大敗後、立憲民主党・公明党・れいわ新選組との連立政権を樹立した石破茂首相は、連立与党の要求を呑み「防衛費削減」を実行。「対話による平和的解決」というお気楽な理想主義を掲げ、危機的状況にあっても中国との話し合いで解決できると信じて疑わない。そのあまりの危機感の欠如に、同盟国アメリカは呆れ果てていた。
2026年6月20日 00:00。
北京、台北、東京、ワシントン、そして波立つ台湾海峡。刻一刻と進むタイムリミットの中、各国の思惑と軍隊が激突する、濃密な48時間のリアルタイム・群像劇シミュレーション!
この作品は自身の48 Hours : 台湾海峡 2026のIFシミュレーション小説です。
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