ハイファンタジー 短編

女神の化身

久保 公里 2026/01/04 公開 2026/01/04 05:00 更新

あらすじ

 これはまだ、神々の存在が身近に感じられた時代の物語。

 エル・ザイド国にザビア国の軍が攻め入ってきたのは、突然のことだった。

 国境にほど近いイル・イギルスの城は突如のことに城を閉ざして籠城を決め込んだ。

 第二王子のファーラルは少数の人数で隙をついて場内に入り込んだが、如何せん、軍勢の数に違いがあり、膠着状態が続いていた。

 ある日、ザビア軍の兵が城の白の中に入り込み、兵士たちと切りあいになった。

 ファーラル王子もまた、敵兵と切り結んでいた。

 そこへ、知った声が彼の危機を知らせる。

 声の主は、隊長イヴンの娘、ティアーラだった。
 炎のような緋色の髪を持つ少女。

 緋色の髪は、運命を司る女神・ラーディアと同じものだった。

 彼女は補給船に乗って城の中に入り込んでいた。
 一通の手紙とともに。

 それはハフニ将軍からの援軍の知らせだった。

 その夜、ティアーラは兵士たちに嫌みを言われるものの、逆に彼らを鼓舞した。

 我らにはファーラル王子がいる。ハフニ将軍もまた駆けつけてくれる。
 そして、我らは軍の中でも、屈強と言われるものたち。
 負けるはずがない、と。

 そこへ、ファーラル王子もまた同調し、鼓舞すると、兵たちはこぶしを突き上げてファーラル王子とティアーラの名を呼ぶのだった。

 翌々日、朝日が差し染める中、エル・ザイド軍は打って出ようとしていた。
 ザビア軍もまたそれを予期して、軍を整えていた。

 そして、ザビア軍は城の城壁にひとりの女性が立っていることに気づく。 

 それは白いドレスを身にまとっており、風になびく髪は緋色。
 朝日の中で輝く髪は、まるで焔をまとっているかのようだった。

 まるで、運命の女神・ラーディア御方が顕現したかのように。

 その手から放たれた矢は、ザビア軍の元まで届いた。
 ありえないことだった。

 浮足立つザビア軍を、ファーラル王子率いるエル・ザイド軍は打ち破った。

 後世、イル・イギルスの戦いと呼ばれることになる戦いだった。

 やがて、ティアーラはファーラル王子のもとに嫁ぎ、その髪の色は王家の色と呼ばれるようになる。

 これはそんな物語……。

ポイント

総合ポイント 10
日間ポイント 0
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日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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ブクマと評価ポイントの推移

10/31〜11/06(7日間)
ブクマ 1+0(7日間)
2 1 0 10/31 11/03 11/06
評価ポイント 8+0(7日間)
9 8 7 10/31 11/03 11/06

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/06 1 ±0 8 ±0
11/05 1 ±0 8 ±0
11/04 1 ±0 8 ±0
11/03 1 ±0 8 ±0
11/02 1 ±0 8 ±0
11/01 1 ±0 8 ±0
10/31 1 ±0 8 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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