ヒューマンドラマ 短編

マルスの庭

和田 よしひさ 2018/04/01 公開 2018/04/01 06:21 更新

あらすじ

「プレストンウッズ」と「コウリン」という国が戦争をし、主人公「マルス・フォルス」の住む国プレストンウッズが勝利をおさめた。
戦争自体は早期に決着が付き、戦力差もありプレストンウッズでは南端の町がいくつか被害を受けた程度で戦争は終結した。
 しかし、被害を受けた南端の町「バルク」にはマルスの恋人「ナナ・クルーエル」が住んでいた町で、彼女は戦争に巻き込まれて命を落としてしまう。

マルスは以前、兵役時代に銃を撃つことに恐怖を覚え、一度も発砲することが出来なかった為に今回の戦争には参加していなかった。
軍からは、「根性無し」だと言われ、かつての上官からは殴られた記憶しかない。

マルスの家系は代々宮廷付き庭師の家系で、今回は国王からの勅命を受け、マルスが戦地バルクに平和記念の庭園を造る事となった。
軍人、作業員、そしてコウリンからの有志団が庭造りに参加し、マルスは、それぞれ事情を抱えた有志団の三人と関係を深めることになる。

恋人のドッグタグを探しに来た青年「アッシュ・ランドール」
娼婦で、新たな顧客を探しに来た「リリー・カレド」
元軍人で有志団のリーダーである「ストラド・モトラド」彼は戦争によって息子を失ったことで、プレストンウッズに深い恨みを抱えている。

ストラドは庭園に爆弾を設置し、来る平和庭園の記念式典の日に一般市民を巻き込んで爆破することを計画している。
しかし、マルスはナナから教わった「信じる」事を頑なに守り。
ストラドの計画を知った後も、最後までそれを止めるような行動は起こさないのだった。

大切な人をお互いに失ったことを知る二人、そして別れる意志「復讐と信頼」
ストラドもマルスの頑なに「信じる」という言葉に心打たれ、来るべき式典の日、その姿を現しながらも目的を実行しないのだった。

純粋な心を持つマルスが人々の心を溶かしていく、ハートフルストーリー。

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