ポイント
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
読者の反応
- ブクマ
- 14
- 感想
- 1
- レビュー
- 0
- 評価者数
- 7
- 平均評価
- 7.43
- 週間読者
- 0
ブクマと評価ポイントの推移
日別の値
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
総合ランキングの推移
順位を読み込んでいます…
いなばの青兎 2026/05/01 公開 2026/07/15 06:10 更新
「費用が払えますか」
教会の治癒師は、血を流して倒れた男にそう言い残し、踵を返した。
群衆の中でアレクは思った。——そうか、この世界でも同じか。ならば、変えるしかない。
前世は救急外科医。手術室で死に、気づけば中世ファンタジー世界に転生して十五年。魔法はほぼ使えない。道具もない。金もない。あるのは、三十年かけて積み上げた現代医学の知識だけだ。
神聖アスクレピオス教会は「治癒魔法」を独占し、認定証のない治療は違法とされている。金のない平民は重傷を負えば死ぬしかなく、難病は「神に見捨てられた」と宣告される。
だが、アレクには分かる。蒼熱病は自己免疫疾患だ。腸管損傷は縫合で塞げる。感染症は消毒と隔離で止められる。
魔法より、確実に。
治療するたびに追われ、逮捕されかけ、それでもアレクは手を止めない。
「なぜ魔法なしで治せる」「これは悪魔の術だ」「違法だ、捕まえろ」——
権威が喚くほど、患者の命は助かっていく。
弟子の少女・ミア、敵対する貴族令嬢・シルヴィア、元暗殺者・カーラ——三人と共に、アレクは千年続く教会の独占に挑んでいく。
千年の壁が、一本のメスで揺らぎ始める。
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
順位を読み込んでいます…