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林田力 2022/03/06 公開 2024/01/31 23:16 更新
飽食を否定し、値段と味は比例しないグルメ論。価格やお洒落さという虚飾とは無関係に自分が食べたいものを食べたい分だけしっかり食べることが食欲を満たすことである。飽食に価値はない。飽食は崩食につながる。飽食のような飽くなき欲求は愚かで恥ずかしいものである。
自分が満腹と感じたら、それ以上食べる必要は感じない。『南方録』には「食事は飢えないほどであれば十分」とある。SDGs; Sustainable Development Goalsのターゲット2は「飢餓をゼロに」である。食べることに本気で取り組めば、心や体の質も上がる。それはひいては人生の質の向上にもつながっていく。
値段と味は比例しない。無駄に金を使って金を回すことが経済発展という昭和の発想を否定する。値段が高いものが良いものではなく、消費者に価値を提供できるかが問題である。コスパ(コストパフォーマンス)が大切である。高級だからといって美味いとは限らず、高級なものを食べれば舌が肥える訳ではない。値段が高くても質が良くなければ意味がない。逆に安くとも質の良ければそれはそれで意味がある。
高級料理を食べることで、金持ちになった気分になる人もいるだろう。しかし、本当にお金を持っている人は、そのようなことに頼らなくても豊かさを維持している。高級なだけの料理店に行っても感動できない。高級なだけの料理店で食べても、大した感想を抱くことはないだろう。
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