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長野智 2024/07/20 公開 2024/08/01 19:00 更新
世界の中心には、世界皇帝とされる『龍帝王』が存在する。そんな絶対的な存在を守っているのが、龍帝王の住む『龍の宮』を国境に構える両隣の国、狼の国と獅子の国であった。
狼の国と獅子の国の王は、龍の宿る神剣、草薙剣と天叢雲剣を継承し、龍をその身に降ろすことで、世界皇帝である龍帝王を守る役を代々担っていた。
狼の国の次期王となるカグラは、ずっとその役を夢に見て、とうとう神剣の継承前日を迎える。
しかし神剣を継承する日の早朝、カグラは何者かに殺された。
間違えて龍を継承してしまった双子の妹のサガミは、兄の夢を奪った罪悪感と復讐心に挟まれながら、狼の国の王となる。
犯人探しを始めるサガミと、それを見守る付き人のキサラギ。復讐を誓ったサガミが真実に行き着いたとき、世界の真実が明らかになった。
「間違っていたのよ、最初から全部。……関わらなければ悲劇は起きない。棲み分けが必要であるという話よ」
これは誰の話だったのか。龍と人が選ぶ、幸福になるまでのお話。
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