異世界恋愛 短編

「浮遊港の運行管理など誰にでもできる」と婚約破棄されましたが、始発便の出港許可印を持つのはわたくしだけですので、どうぞそのままお続けくださいませ 〜前世社畜の空港令嬢、退職いたします〜

uta 2026/09/30 公開 2026/09/30 20:00 更新

あらすじ

「浮遊港の運行管理など、誰にでもできる雑務だろう」

始発便の出港三十分前。管制塔の石段で、王太子は婚約破棄を告げました。傍らには《風の乙女の加護》を授かったという令嬢。

——ええ、承知いたしました。わたくし、始発前の三十分に感情を割ける人間ではないのです。

レイフェルト伯爵令嬢セレスティアは、十二年間この浮遊港の運行管理官を務めてきました。定時運航率九十八パーセント、年間発着三千二百十便、遅延十七件、事故ゼロ。風脈の振れを一度単位で読み、積載を割り振り、詫び状に自分の名を書く。前世は空港でダイヤを組み、誰にも気づかれずに過労で倒れた社畜でした。

「押印くらいはしていけ」と言い捨てた殿下は、ご存じないのです。始発便が出ない日というものが、どういう日なのかを。

風脈さえ読めれば船は飛ぶ——そう信じる人々が知らない、鐘の音、積載表、詫び状、そして出港許可印。誰にでもできる雑務の総量が、明らかになっていきます。

かしこまりました。それくらいは、いたします。
——本日をもって、退職いたしますけれど。

気づかれないのがいい仕事だと信じてきた彼女が、初めて自分の手を差し出されるまでの物語。ざまぁと、お仕事と、夜明けの空。

ポイント

総合ポイント 64
日間ポイント 0
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 6296.9% ブクマ×2 23.1%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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ブクマと評価ポイントの推移

10/27〜11/02(7日間)
ブクマ 1+0(7日間)
2 1 0 10/27 10/30 11/02
評価ポイント 62+0(7日間)
63 62 61 10/27 10/30 11/02

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/02 1 ±0 62 ±0
11/01 1 ±0 62 ±0
10/31 1 ±0 62 ±0
10/30 1 ±0 62 ±0
10/29 1 ±0 62 ±0
10/28 1 ±0 62 ±0
10/27 1 ±0 62 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

順位を読み込んでいます…