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光 2025/12/26 公開 2026/01/18 21:33 更新
少年は国家と道義の狭間で何を思うのか
帝国歴525年。
神聖統一帝国とフェアリー王国の長きにわたる戦争は「停戦」という名のもと、表向き終結していた。
だが前線では今なお、
記録に残らない作戦と、
「事故死」と処理される兵士の死が続いている。
帝国宇宙軍の若き士官・霧島透は、
そんな最前線で任務を終えた直後、
特殊作戦軍隷下の部隊――ARESへの転属を命じられる。
そこは、
航空支援も、撤退保証も与えられない、存在してはならない戦場に送り込まれる市民兵の集団だった。
ARESでは、
兵士の名は名簿から消え、
死は理由を問われず、
命は「数」としてのみ扱われる。
部隊を率いることになった霧島は、命令に従えば部下を切り捨てることになる現実と、抗えば軍人としての立場を失う選択を突きつけられる。
国家の論理か。
人としての正しさか。
英雄になれない兵士たちと共に、
若き小隊長は、
誰にも語られない戦争の中で決断を迫られていく。
これは、
国家と道義の狭間で足掻き続けた一人の士官と、英雄にならない戦士たちの物語である。
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