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松本正樹 2026/04/06 公開 2026/06/10 20:00 更新
生まれてから十五年間、俺の人生は災難続きだった。
遠足は必ず雨。テスト当日に熱。信号が変わるたびに転ぶ。「橘海斗は呪われてる」と言われ続けた十五年間——その理由を、俺はまだ知らなかった。
誕生日の夜、光に包まれて目を覚ますと、そこは見知らぬ草原だった。空に太陽が二つ浮いている。隣には幼馴染の中島エリカ。そして、馬に跨った見知らぬ男が槍を向けていた。
「言葉が通じないのに、なんで戦う前提なんだよ」
エリカのピンクのめがねが光り、言語の壁が消えた。男の名はゼファー、放牧民のクランを束ねる長だった。
馬に乗れない。槍も振れない。食料は自分で調達。クランの掟は知らない。それでも俺たちは放牧民の世界で生き延びようとした。競技会、血の約定、年老いた敵の陰謀——少しずつ、この世界に居場所ができていく。
災難体質だった俺は、実は「末裔」だったらしい。世界の終わりを防ぐために選ばれた、十二人のうちの一人として。
草原、精霊界、古代の魔法都市、ドワーフの地下王国——仲間を集めながら、俺たちは複数の世界を旅していく。
全十二巻予定。異世界ファンタジー×世界巡り×バトル。
※本作品はカクヨムにも同時掲載しています。
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