ポイント
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
読者の反応
- ブクマ
- 3
- 感想
- 0
- レビュー
- 0
- 評価者数
- 1
- 平均評価
- 10.00
- 週間読者
- 0
ブクマと評価ポイントの推移
日別の値
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
総合ランキングの推移
順位を読み込んでいます…
shutaro 2026/10/17 公開 2026/10/24 10:21 更新
異世界に転生した俺、レオンには、剣の才能も魔法の才能もなかった。
勇者になれるわけでも、魔王を倒せるわけでもない。
だから俺は、辺境の町で小さな雑貨屋を開くことにした。
目標は一つ。
誰かに「お前がいてくれてよかった」と言ってもらえる場所を作ること。
ところが、開店三日目。
店に現れたのは、世界を恐怖に陥れているはずの魔王だった。
「食事を頼む」
「いらっしゃいませ。何名様ですか?」
「……三千人だ」
魔王軍三千人分の食料を注文され、俺の平穏な店主生活はあっさり終わった。
さらに、魔王を追ってきた勇者が店に乱入。
しかし、俺が店内に貼った二枚の紙が、世界の常識をひっくり返した。
『店内での盗みは禁止』
『店内での暴力行為は禁止』
どうやら、この店の中では、俺が決めた規則が世界の理より優先されるらしい。
魔王の魔法も、勇者の聖剣も、店内では規則に逆らえない。
ただし、店の外では普通の世界に戻る。
食料を仕入れるのも、商人と交渉するのも、借金を返すのも、仲間を守るのも、全部俺自身の仕事だ。
便利な力はある。
でも、何でもできるわけじゃない。
だからこそ、俺は商売をする。
魔王軍に食料を売り、勇者に返品を受け付け、凄腕の剣士を雇い、種族を問わず客を迎える。
やがて小さな雑貨屋には、王族も大商人も、伝説の冒険者も訪れるようになった。
誰もが恐れる魔王でさえ、この店では一人の客にすぎない。
だが、店が有名になるにつれ、世界はその力を放っておかなくなった。
王国は店を手に入れようとし、大商会は商売を潰そうとし、正体不明の勢力は店そのものを奪おうとする。
俺は世界を救いたいわけじゃない。
ただ、自分の店を守りたいだけだ。
ここでは、強い者も弱い者も、魔族も人間も、王様も冒険者も、同じ客として迎えられる。
だから今日も、俺は扉を開く。
「いらっしゃいませ。当店では、すべてのお客様を歓迎しております」
ただし
店内で暴れるお客様は、お断りです。
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
順位を読み込んでいます…