異世界恋愛 完結・全20話

私の薬が夫の功績になっていたと知った日、白い結婚の終わりを選びました

秋月 もみじ 2026/03/02 公開 2026/03/05 12:06 更新

あらすじ

五年間、私は薬草室から出なかった。 三つの領地に届ける疫病予防薬を調合し、 季節ごとに配合を変え、毎月四十二瓶を仕上げる。

それが夫の功績として称えられていると知ったのは、 久しぶりに出席した夜会の片隅だった。

処方箋には、すべて夫の名前が記されていた。 私の筆跡で、私の配合で作った薬なのに。 社交界では私は何もしない妻と呼ばれていた。

寝室は入籍の日から一度も同じになったことがない。 五年間の結婚に、夫婦としての実態は何もなかった。 帳簿の最後のページに、私は六文字だけ書き残した。

薬師ギルドの扉を開けた日、 十年前の資格試験で私の答案を読んだ人が待っていた。 あの人は、私の資格を失効させずに残していたという。

自分の名前で薬を届けるとはどういうことか。 誰かに名前を呼ばれるとは、どういうことか。

帳簿に書いた六文字の意味を、 夫が知るのはもう少し先のことになる。

ポイント

総合ポイント 13,472
日間ポイント 0
日間ランクイン 11
最高順位 10
評価ポイント 11,73887.1% ブクマ×2 1,73412.9%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

ブクマ
867
感想
16
レビュー
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評価者数
1,410
平均評価
8.32
週間読者
208

ブクマと評価ポイントの推移

10/30〜11/05(7日間)
ブクマ 867-1(7日間)
870 868 866 10/30 11/02 11/05
評価ポイント 11,738-10(7日間)
11,745 11,740 10/30 11/02 11/05

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/05 867 -1 11,738 ±0
11/04 868 -1 11,738 ±0
11/03 869 ±0 11,738 ±0
11/02 869 +1 11,738 ±0
11/01 868 ±0 11,738 ±0
10/31 868 ±0 11,738 -10
10/30 868 ±0 11,748 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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