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高越 けい 2021/07/14 公開 2022/07/21 22:50 更新
序章 雨と罰と。。
『濡れたアスファルトが知らない内に乾く様に、人の心も知らない内に乾くのかな。。
乾いた後に何もかも忘れられるのであれば、すれ違うように誰かと逢いたい…。』
一人の少女は雨を窓から眺めるのが好きだった。
それは大人になればなるほど、心に染みる想いで雨が降る窓を眺めていた。
高校を卒業したボーカリスト志望の一人の少女。
この先たった一人で『大きな舞台』に立てる道を模索していく。
そんな時に少女はある男と出会う。
たった一つの出会いで少女の人生が大きく動き出す。
その少女は雨を見ながらこんな詩を残している。
『雨の意味はなんなのだろう。
雨の音を聴きながら考えた。
きっと自分を見つめる為の唯一の時間。
そう思えたなら、
あなたは雨の日に悲しくなるだろうか…。
もし悲しくなったとしても
雨が止む意味をあなたは知っているはず。
悲しく思うのは悪いことではないと、
雨は止む意味を教えてくれる…。』
そのボーカリスト志望の少女の名前は『天谷里楽』。
日本を代表する歌姫になる事をまだ誰も知らない。
いや一人の男は知っていたのかもしれない。
その男は里楽と出会った時には音楽活動を引退していた。
後に里楽が………する男であった。
夢を追いかける少女と夢を諦めた男。
二人の想いが交錯しながら『大きな舞台』を目指すバンドストーリーです。
その結末は…。
この序章の一番最初の詩は、
結末を知った大人になった里楽が書いた詩である。
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