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mimi 2014/08/13 公開 2014/08/13 23:47 更新
もしも神隠しが現代でも起こっていたら――?
ある日、陰陽師の父を持つ医学生の安部大介は、父の依頼により現れた女性・杏里と出会う。
何の違和感もなく、ごく普通の女性の彼女だが、しかし彼女はただの人間ではない。
狐の妖魔の血肉が適合した、半妖魔であった。
未だに根強く残る『神隠し』
幼くして結んだ狐の妖魔『妖狐』との約束。
「忘れるな、杏里。
お前はもう人間に戻れない。戻ることはできない。
まぁ、俺達妖魔を殺しつくしてまで人間に肩を持ち続けるなら、妖力が上がって俺を殺しに来い。
その時は、俺がお前を取り込んでやる。
そして実感させてやる。
人間を捨てることが正解だったとな』
そして杏里は『闇の能力者』となり、人々の知らぬところで、日々妖魔を倒す日々を送ることになる。
新月の夜。
彼女は妖魔の姿となり、夜な夜な出没する妖魔を闇に葬っていく。
『闇の能力者』として現代社会を生きる杏里に、大介は何を思うのか――?
彼女の境遇、彼女の生きる意味を知った時、大介は彼女に言う。
「杏里は、人間を捨てて正解だったのかもな…。
人間は妖魔より残忍で、貪欲で、狡猾で、不気味だ。
俺は必ず、お前を人間にしない。
妖魔としてお前を葬ってやる…。
でもお前が、誰よりも人間らしくて、誰よりも純粋で、誰よりも好きだ…。
だから、俺のエゴのために、人間になってくれないか…?」
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