ヒューマンドラマ 短編

出張中の夫が、秘書と温泉で甘いデートをしていた

熾星 2026/07/25 公開 2026/07/25 17:00 更新

あらすじ

 夫は、仕事一筋の人だった。

 結婚して同じ家に暮らしているはずなのに、顔を合わせる回数は数えるほどしかない。結婚前に約束した新婚旅行さえ、出張を理由に何度も先延ばしにされた。

 今回は、もう夫を待たなかった。私は一人で月白温泉郷へ向かった。

 連れ立って歩く観光客の間を一人で歩きながら、何気なくインスタを開く。すると、夫の秘書である白石寧々が投稿したばかりの写真が目に入った。

 写っているのは、まさに私がいる温泉街だった。

 キャプションには、こう書かれていた。

 「某氏が撮ってくれた今回の写真、前に海で撮ったものより上手かも。褒めてあげよう」

 深く考える間もなく、聞き慣れた声がすぐ近くから聞こえてきた。

 「もう少し角度を変えてよ。こっちからのほうがきれいに見えるから」

 「嘘つけ。どの角度から撮ってもきれいだろ」

 顔を上げると、出張中のはずの夫がカメラを構え、真剣な表情で寧々を撮影していた。

 私はスマートフォンを取り出し、二人の姿を写真に収め、そのままインスタへ投稿した。

 「旅先で偶然お会いしました。どうか末永くお幸せに」

 すぐに夫から電話がかかってきた。

 「寧々は写真を撮ってほしいと言っただけだ。どうしてわざわざ誤解を招くような投稿をするんだ?」

 「今すぐ消せ。家に戻って待っていろ」

 私は月白温泉郷を離れる特急列車の中で、小さく笑った。

 「それは無理」

 「どういう意味だ?」

 「私が買ったのは、家に帰るための切符じゃないの」

 ……

ポイント

総合ポイント 138
日間ポイント 0
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 13094.2% ブクマ×2 85.8%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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ブクマと評価ポイントの推移

10/25〜10/31(7日間)
ブクマ 4+0(7日間)
5 4 3 10/25 10/28 10/31
評価ポイント 130+10(7日間)
130 125 120 10/25 10/28 10/31

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
10/31 4 ±0 130 ±0
10/30 4 ±0 130 ±0
10/29 4 ±0 130 ±0
10/28 4 ±0 130 +10
10/27 4 ±0 120 ±0
10/26 4 ±0 120 ±0
10/25 4 ±0 120 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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