ハイファンタジー 連載中・全63話

魔術師のいらない世界

壬生 梓 2026/08/29 公開 2026/10/31 20:10 更新

あらすじ

魔術は、生まれつき才能を持つ者だけが扱える特別な力だった。

軍事、医療、建築、生活――あらゆる場所で必要とされた魔術師たちは、国家に保護され、時に特権階級として振る舞ってきた。

しかし十数年前、「魔導器」が発明される。

わずかな魔力しか持たない一般人でも、着火、照明、身体強化、攻撃魔術まで使える画期的な道具。魔導器は急速に普及し、人々の生活を豊かにした一方、それまで魔術師が独占していた仕事を次々と奪っていった。

レオン・アルヴェインは、幼少期から国家に見出され、異例の若さで国選勇者パーティに加わった天才魔術師だった。

戦闘、治癒、魔術理論、魔術工学――どれも一流。

だが彼は傲慢で、命令を無視し、年長者にも遠慮しない。

そして軍用魔導器の内部に「理論上、存在するはずのない術式」を発見したことで上層部と対立し、ついには国選勇者パーティを追放される。

数年後。

レオンは教会の片隅で医者として働きながら、夜は地下闘技場で拳を振るい、禁止されている黒魔術をひそかに研究していた。

魔導器を嫌っているように見える彼だったが、本当は違う。

魔導器は優れた技術だ。

だからこそ、理解できない。

なぜ、人々を豊かにしたこの発明の奥深くに、魂や生命、魔力接続を扱うはずの黒魔術と酷似した構造が存在するのか。

そんなある日、魔族との国境紛争を理由に、王国から再び召集令が届く。

集められたのは、なぜか大量の「職を失った元魔術師」たち。

危険な前線任務。

魔導器を使う兵士に残る奇妙な魔力痕。

魔王の命令ではないという敵兵。

そして、かつてレオンを追放へ追い込んだ者たちの影。

やがて彼は、人間と魔族、国家と個人、古い魔法と新しい技術を巻き込む巨大な陰謀へ踏み込んでいく。

これは、最強の魔術師が再び必要とされる物語ではない。

「必要とされること」を自分の価値だと思っていた青年が、魔術師を必要としなくなった世界で、それでも自分が何をするのかを選び直す物語だ。

ポイント

総合ポイント 12
日間ポイント 0
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 1083.3% ブクマ×2 216.7%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

ブクマ
1
感想
0
レビュー
0
評価者数
1
平均評価
10.00
週間読者
0

ブクマと評価ポイントの推移

10/25〜10/31(7日間)
ブクマ 1+0(7日間)
2 1 0 10/25 10/28 10/31
評価ポイント 10+0(7日間)
11 10 9 10/25 10/28 10/31

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
10/31 1 ±0 10 ±0
10/30 1 ±0 10 ±0
10/29 1 ±0 10 ±0
10/28 1 ±0 10 ±0
10/27 1 ±0 10 ±0
10/26 1 ±0 10 ±0
10/25 1 ±0 10 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

順位を読み込んでいます…