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あおねこ 2025/09/26 公開 2026/01/27 01:00 更新
小さな町のアーケード街を抜けるとそこには昔ながらの銭湯がある。男湯には透き通るような青い空を貫く雄大な富士が描かれ、女湯には朝焼けの冷たい空気に浮かんだ入道雲の隙間から、ぽっかりと顔を覗かせた富士が描かれていた。
その銭湯「ふじの湯」で三助として働く大久保かなめは、自分の名前が女っぽいことに少しコンプレックスを抱える三十三歳のおっさん。数少ない周りの友人が家庭を持ち始めたことを少し気にするようになり、三十路と呼ばれることには若干の慣れと諦めを感じている。
三助とは銭湯の浴室で浴客の垢すりや身体を洗う「流し」や、その他雑用を行う職業だのことだ。湯の温度の管理を行うこともあるし、時には番頭の変わりも行ったりする。どうやら現代の日本ではその職業は失われてから久しいとのこと。
そんな珍しい職業を「ふじの湯」の先代から引き継いだ大久保かなめが、銭湯の壁に絵を書くこれまた珍しい職業である、新進気鋭の美人ペンキ絵師である菅野涼と一緒となり、のんびりとした日常を過ごしてゆく様子が書かれています。
物語は基本的には大久保かなめの視点の一人称で進んで行きます。のんびりとした北国の田舎での日常生活を中心に、突然やってくる少し変わり者のヒロインである菅野涼に振り回される様子を楽しんいただければ嬉しいです。
第一幕は主人公である大久保かなめが、ヒロインである菅野涼との出会いまでのエピソードを中心に二人の関係性が書かれています。
現在連載中の第二幕は二人が結ばれるまでのお話です。
基本的にはストレスフリーでハッピーエンドな内容です。お気軽にお読み進めて頂ければ幸いです。
性描写ありは運営様の線引きが分からないため一応保険に。その手の描写はありません。
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