空想科学 連載中・全1話

ガイングロウ -屍の荒野-

VAM太 2022/06/26 公開 2022/11/20 17:50 更新

あらすじ

西暦2078年、肉と鋼の境界が曖昧となりつつある時代――。
その日のシュヴァルツ・ヴォルフの任務も過酷だった。生体と人工物質の融合体“閃殻体”もオーバーヒート気味だ。目的地であるこの軍事基地の深部、新型戦略機動兵器“APOLLYON”の格納所へ辿り着くまでもう何体の自律機動兵器(ガンダーシュダック)を屠ったことだろうか。
グリアス共和国の秘密軍事基地“ビルゲスト・エナ”に、ゼランスハイド連合国の対テロ特殊戦術小隊「屠龍部隊(ドラヘントゥーター)」が潜入任務を開始した。その任務は、基地を占拠した原理主義軍閥「ゼイバ革命連盟」の制圧。テロリストは新型戦略機動兵器“APOLLYON”に搭載される「次元震爆弾」の弾頭発射を盾に国際社会への脅迫声明を発したのである。
ただの一発で人類の四分の一を“無力化”させる次元震爆弾、その発動の阻止に選ばれたエージェント、シュヴァルツ・ヴォルフを待っていたのは、ゼ革連の背後で蠢く非公然武装組織“GUREL”(ガレル)の罠だった。因縁の相手、組織首領“レガード”が“APOLLYON”の目前までたどり着いた彼の前に立ちはだかる。可変戦略服(ターンカーフ)を纏い、音速の攻撃を繰り出す超兵士(ガイングロウ)たちが激突する。
一方で、連盟の捕虜とされ慰みを受けていた少女“レイティア”はシュヴァルツに助けられたことから、なりゆきにも彼をサポートするが、“GUREL”の女兵士“カーシャ”から自身がカーシャと同じ“神々の黄昏計画”により生み出された人工生命体、V.A.L.K.I.R.Y.(ヴァルキリー)だということを明かされる。
自らの“素体”(プライム)となった人物の記憶を垣間見るレイティアはシュヴァルツに言い知れようのない運命を感じ、共に「特殊戦機・強襲装甲装置」X.B-R.A.D. (クロスブレイド)を駆って“GUREL”の、レガードの“涅槃計画(アポトーシス・プロジェクト)”を阻止すべく立ち向かうこととなる。
やがて語られるE.H.E.R.A.R.(エインヘリアル)である、シュヴァルツの出自。ビルゲスト・エナの深部に隠された、失われた異文明遺跡とは。
超兵士(ガイングロウ)たちの戦い、それは人類の存亡をかけた最終戦争(ラグナロク)なのか。
“世界を二度救った男”シュヴァルツ・ヴォルフの三度目の奇跡は、はたして実現するのか……。

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