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船月 深明 2025/09/26 公開 2026/10/17 23:13 更新
西暦1567年 8月頃
尾張の織田信長は、稲葉山城を落とし美濃国を平定し天下布武への歩みの一歩を踏み出した。
そこから数年後北畠家が守る大河内城を攻撃し、伊勢國のほぼ全てを支配下に置いた。
1570年尾張より西方進撃を目指す信長に、石山本願寺は信長躍進に危機感を感じ反信長の武装蜂起をおこし、ここに石山合戦が始まった。
石山本願寺は数多くの信徒を持ち、信徒たちを武装させ数万の軍を持ち、それだけではなく医学や数学、天文学など様々な教育を施し1宗教を超え一国といっても差し支えない一大勢力である
さらに浅井朝倉、三好、一向宗など織田信長は四方を敵に囲まれていた。
そんな戦乱の中、血と泥にまみれる戦場に白い袈裟を身に着け、尼には見えない黒く長い髪を持つ医僧 桃慧
彼女は一向一揆衆に属していたがその卓越した医療技術は天下に二人といない神がかり的な技術であった。
彼女が信奉するのは仏の道、医学の道 苦しむ人々を一人でも救いたい。その一心であった。
そんな戦場の中、彼女の治療を目の当たりにした信長は決断する。
「我に仕えよ」
こうして桃慧は命を繋ぐ神秘的ともいえる技術を携え信長の側近として迎えられることになる。
彼女は最前線で武将たちの傷を癒し、兵たちの命を繋ぎ命を救う。
彼女の存在が史実にどう影響し天下はいかなる方向へ進むのか、そして戦場の血と苦しみの中で命を救えるものと救えない者の境界は常に桃慧を苦しめることになる。
命の価値と重みそれは果たして平等であるのだろうか?
※この作品は史実とフィクションが含まれています
※作者都合により不定期更新です
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