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roka-ha 2024/02/07 公開 2024/02/07 18:16 更新
鎌倉に住む大学生莉子(りこ)、山梨県富士河口湖町に住む大学生蒼(あおい)、米国オハイオ州に住む大学生レイモンド、ニューヨークに住むヨガインストラクターのアシスタントのアイーシャの五人には、共通点がある。彼らは米国で生まれ、十五年前の記憶を失っていた。
蒼と莉子、蒼とレイモンドは河口湖で、莉子とアイーシャは鎌倉で出会い、奇妙な体験をする。蒼は「ユーリイ」という名を思い出し、アイーシャは「ヌアナ」という名を憶えていた。莉子とアイーシャは、禅寺での坐禅中に「ユーリイ!」と誰かが叫ぶのを聞く。莉子から連絡を貰った蒼は、レイモンドと共に鎌倉に向かい、四人は一堂に会する。
ユーリイは、大学で働きながら、ヌアナの介護をし、暮らしていた。ヌアナは彼の亡き母の友人で、唯一の庇護者だった。彼女には、人の話を聞くことで、人を癒す不思議な能力があり、それを仕事とした。ヌアナは、アオ、レイ、リコ、アイナという四人の子どもを、アパートに連れて来た。皆、何らかの虐待を受け、命の危険性があったためだった。ユーリイは四人の兄貴分として彼らの面倒を見た。
ヌアナの力が周囲に認められると、それを利用し、搾取する人物〈スネイク〉が現れた。〈スネイク〉から理不尽な恨みを買ったヌアナは、五人の子ども達を殺すと脅される。それを救ってくれたのが、初めての客だった弁護士のマイクだった。彼は、ヌアナに、四人の子どもを手放し、ユーリイと二人で街から逃げるよう説得する。ヌアナは、四人の未来のために、彼らのつらい幼少期とこれまでの記憶を消す決意をする。
それから十五年後、鎌倉に集まった四人は、これまでの奇妙な体験に何者かの意志を感じ取り、皆で瞑想を試みる。
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