歴史 短編

空想短編小説 鉄を使った縄文人

たけじん 2020/07/28 公開 2020/07/28 11:33 更新

あらすじ

縄文時代の青森三内丸山の気候は温暖で、数年に一回寒冷となり多くの人々が餓死した。住人らは木を植え、畑を作った。罠を仕掛けたり、伐採や道を開削したが、伐採などはなかなか捗らなかった。
 かつてタルという男が嵐に合いある集落に漂着した。そこでは鉄の道具を使っていた。数年後、タルは故郷へ戻ったが、熊との格闘で左脚に傷を負っていたので、一月後には死んだ。住人は、タルの斧や鍬を祭壇に祭った。
 伐採に従事した男は祭壇の斧と鍬を使い伐採したが、一本ではほとんど捗らなかった。
 住人は鉄の道具を求め、タルが漂着した集落に行くことにし、六人の若者が選ばれた。三隻の丸木舟が出航、二日目に嵐に遭遇、竜巻に飲み込まれた。翌日、二隻の舟しかながった。やっと浜辺に着いた。そこは言葉が通じない人の集落で、稲を作り、鉄の道具を使っていた。
 四人は状況を説明し、持参品を見せた。住人らはその物と鉄の道具を交換した。
 住人は、西から来た人々が稲とともに鉄を持ってきた。鉄の道具の作り方は教えられないと言われたが、クンガらはその作り方をこっそりと観察した。
 住人らはある集落に行く予定があり、四人は一緒に行くことにした。出航後七日目にその集落に到着した。
 四人はそこの住人に経緯を説明したところ、あなたたちの集落は北の方にあると告げられた。
 四人は舟派と陸派に分かれ、舟派は嵐に会い岸に打ち付けられた。ウサは足が動かなかった。ウサを原に残しクマは森の奥深くに入った。そこでクンガとクロに出くわした。原に戻ったがウサの姿はなく、血痕が森の奥深くまで続いていた。
 浜に丸木舟を発見し、これで帰ることにし、夕方に集落に到着した。三人は皆に鉄の斧と鍬と鉄の石を披露した。
 その後三人は、鉄作りに務めたが全くできなかった。
クンガとクマが老衰で死に、クロだけが残された。
クロと妻ヒカは鉄作りを行ったが、依然として鉄を作ることはできなかった。
クロも数年後に死亡した。
 この間、住人らは六本の鉄の斧と鍬を使い伐採し道も開削した。
 六本の鉄の斧、鍬は毎日研がれたため、小さくなり道具としては役立たなくなった。住人らは、この鉄の欠片に感謝し遠洋の海に沈めた。 
 数日後、クロとヒカの末の子が亡くなった。
ピカは形見の鉄斧の欠片を子の棺の甕に一緒に入れた。
 その集落では、次第次第に鉄は忘れ去られてしまった。

ポイント

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日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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評価ポイント 6+0(7日間)
7 6 5 10/29 11/01 11/04

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11/03 0 ±0 6 ±0
11/02 0 ±0 6 ±0
11/01 0 ±0 6 ±0
10/31 0 ±0 6 ±0
10/30 0 ±0 6 ±0
10/29 0 ±0 6 ±0

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