異世界恋愛 連載中・全36話

転生お姫さまは、絵本の世界で生きていく〜簡略化された物語と現実のギャップの中で、理想のお姫様を目指します!~

雨の瀬 2026/04/30 公開 2026/06/06 12:51 更新

あらすじ

ふわふわのドレスに、きらきら光るティアラ、「おひめさま」はいつも笑顔がまぶしい。
私も、そんなおとぎ話のおひめさまになれたら。
そんな淡い憧れを、胸の中でそっと温めていた。

けれど、それはやっぱりおとぎ話。
現実の私は、病院のベッドの上で点滴に繋がれ、薬がなければ生きられず外に出ることすらままならない。
小さな白い世界が、私のすべてだった。

それでも、毎日幸せだった。
パパとママは毎晩絵本を読んでくれて、
お兄ちゃんはこっそりお菓子を持ってきてくれた。

でも終わりは、突然やってくる。
最期は家族の涙に見送られ温かい手とは裏腹に、身体はどんどん冷たくなっていく。

神様がいるなら、どうか、次はあの絵本のようなお姫様に。
そんな願いを胸に、私は一筋の涙を流して、この世界にさようならを告げた。

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「姫様、お誕生日おめでとうございます!」

拍手がホールいっぱいに響き渡り我に返ると、そこは煌びやかな世界。
金の装飾が施された大広間に、シャンデリアの灯りが降り注ぐ。
豪華な食事、色とりどりの花、音楽隊の旋律、夢のような空間に私はいた。

「おいで、リリィ」

名前を呼んで腕を広げたのは、一番目のお兄様。
迷うことなく飛び込むと、ふわりと抱き上げられた。

「甘えん坊、もう五歳だろ」

下から揶揄う二番目のお兄様。
その頭をぺちっと叩くお姉様を見て、お父様とお母様が優しく笑った。
つられて私も笑うと、みんなが笑った。

その瞬間、光景が一瞬、重なる。
どこかで見たことのある景色。

絡まっていた記憶がほどけ、前の世界の記憶が流れ込んでくる。
私は、この光景を知っている。

「どうしたんだい、リリィ」

曇る家族の顔に、私は笑ってみせた。

『うれしくて!』

そのひとことで、また笑顔が広がる。
私はもう、この世界の結末を知っている。

『やさしくてつよいこんなすてきなおひめさまに、わたしもなれるかな』

前の私の言葉が、ふと脳裏によぎる。

『……なれるよ、なってみせる』

だって私は、大好きだった絵本『星のおひめさま』の憧れのお姫様に生まれ変わったのだから。

それでもいざ憧れが現実になると、理想とのギャップに何度も打ちのめされそうになる。
それでも私は

『__“あの子”みたいになりたい』

これは、星の輝きのもとに生まれた、小さな王女の新しい物語。

ポイント

総合ポイント 2
日間ポイント 0
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日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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ブクマと評価ポイントの推移

10/24〜10/30(7日間)
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2 1 0 10/24 10/27 10/30
評価ポイント 0+0(7日間)
1 0 10/24 10/27 10/30

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
10/30 1 ±0 0 ±0
10/29 1 ±0 0 ±0
10/28 1 ±0 0 ±0
10/27 1 ±0 0 ±0
10/26 1 ±0 0 ±0
10/25 1 ±0 0 ±0
10/24 1 ±0 0 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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