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のくと 2026/09/21 公開 2026/10/10 00:40 更新
公爵令嬢セラフィアは、悪女だ。
とある伯爵令嬢を虐めぬき、王太子との婚約を破棄され、修道院送りになったというのに、なあんにも反省をしていない。
だって、大雨の日に修道院から脱走したのだから。
しかも戻ってきた時には、悪魔の少年を一人、ペット代わりに拾ってきた。
名前はモルティアス。
どうやら脱走の途中で助けてもらったらしいが、その代わりにセラフィアは彼の角を折ってしまったらしい。 おかげでモルティアスは魔力が戻るまで帰ることができず、セラフィアの部屋に居座ることとなった。
悪魔なら、人間と契約してさっさと魔力を回復すればいい。それを聞いてセラフィアは閃いた。
──私が契約相手を見繕って差し上げましょう!
「この子はどうですの?」
「……マズそうだからイらないですね」
「私が見繕う御方に間違いなどなくってですわ!」
「誰も、必要ないって言ってるじゃないデスか」
人間を悪魔にあてがおうとする悪役令嬢と、それを断固拒否する悪魔。
と、いうのに。
「あのご令嬢、とあるお薬にご執着してるようですわ……出番よ、モルティアス」
「………ハあぃ」
気付けばセラフィアがいる修道院の危機を、そして世界を救ってしまう──
──これは、そんな断罪されても反省ひとつしない悪女と、彼女に振り回される悪魔が出会うことによって世界が救われる、そんなお話。
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