異世界恋愛 連載中・全58話

滅ぼされた一族の生き残りの令嬢は、眼鏡で姿を変えてひっそりと暮らしていましたが、眼鏡を外したらなぜか魔法学園生徒会長に溺愛されました!?

盤西三昇 2026/08/13 公開 2026/10/30 06:30 更新

あらすじ

 ヴァンヴェール王国の王立アウレア魔法学園に通う、伯爵令嬢ヴィオラ・リュウール。彼女は黒縁眼鏡を目深に掛け、枯れ葉色の長い前髪で顔を隠し、誰の目にも留まらぬよう、ひっそりと学園生活を送っていた。

――彼女には秘密がある。

 左眼は、深い紫水晶のような紫色。
 右眼は、陽光を閉じ込めたような黄金色。
 左右で異なる瞳――オッドアイ。

 それは、“時守”の証だった。

 時守の一族は時を司る精霊“クロノス”より加護を与えられた。その加護には特別な力があり、左眼は過去を、右眼は未来を視る。そして時間そのものへ干渉する、“時間魔法”が使えた。

 しかし、時守の一族は時間魔法を悪用し謀反を起こしたとされ七年前、王国軍によって滅ぼされた。

 生き残りがいると知られれば、命はない。

 本来の姿と力を封じ込め、地味な容姿へ変化させてくれる眼鏡。この眼鏡を外さなければ、ヴィオラの素性は誰にも知られる事は無かった。

 しかしある日、魔法学園の裏庭で災害が起こる。大地に突如として巨大な亀裂が走り、地下深くから溢れ出した黒い瘴気によって魔獣が凶暴化する『地蝕』。

 アウレア魔法学園が血の海となる光景を未来視で視たヴィオラは、学園を守る為に眼鏡を外して力を解放する。

「……時守の魔女」

 その姿を見ていたのは、ヴァンヴェール王国第ニ王子にして、アウレア魔法学園の生徒会長、ルシアン・ヴァンヴェールだった。

「やっと見つけた……」

 学園を救ったヴィオラに待っていたのは『断罪』ではなく、魔法学園生徒会長からの『溺愛』だった!?

 『地蝕』を巡り王家と時守、様々な陰謀にヴィオラとルシアンは巻き込まれていく。

 そして何故『地蝕』が魔法学園で起きたのか。

 運命に抗うたび、世界の時間は歪み始める。

 これは孤独な“時守の魔女”が、運命を変えようと立ち向かう生徒会長に溺愛されながら、滅びの未来を変えていく――切なく甘い、異世界恋愛ファンタジー。

※只今、月、水、金の朝6時半に一話づつ投稿しています。

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