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Matyu 2026/03/27 公開 2026/10/31 18:00 更新
十二の種族と十二の属性が息づく世界。
十五歳の成人の儀で、アルトゥス・リンベルが授かったのは、本来なら属性と種族を示すはずのリングではなく、どちらも示さない無色のリングだった。
故郷へ戻ったアルは、そこで初めて、兄レオンが五年前に失踪していたことを知る。しかもレオンもまた、成人の儀で同じように異常な無色のリングを授かっていた。
兄の失踪と無色のリング。
その手がかりは、十二の王国に眠る「十二の印」だった。
各王国には、それぞれ中心となるメイン属性があり、種族ごとの文化、国家テーマ、国家役割が息づいている。だが今、その国々ではヴィータのコラプト化による異変が広がり始めていた。
無色スライムのクウと共に、アルは兄を追って十二の国を巡る旅へ出る。
旅の先で出会うのは、各国の巫女、側近、傷を抱えた王たち。そして、国ごとに異なる価値観と、地下の祠で待つ神々の問い。
十二の印を集めるたび、アルは無色に隠された本当の意味へ近づいていく。
けれど、アルが旅に出た理由は、世界を救うためではない。
ただ、いなくなった兄を見つけたい。
もう一度、家族の元へ連れて帰りたい。
これは、無色と呼ばれた少年が、十二の国を巡り、兄の背中を追いながら、自分自身の答えを見つけていく物語。
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