異世界恋愛 短編

推しの氷結公爵に事務能力で雇われたので、今日も平静を装って尊死しています

江合 花果 2026/03/10 公開 2026/03/10 14:33 更新

あらすじ

【連載版 始めました】

 前世は日本のOL、現世は貧乏伯爵家の令嬢――ノエル・ベルナードは、転生先が死ぬほどやり込んだ乙女ゲームの世界だと気づいたとき、戸惑いよりも歓喜が勝った。

 ゲームのモブキャラとして安全圏に身を置きながら、前世の経理知識で家の借金返済に奮闘していたノエルに、ある日突然、運命が舞い降りる。

 ゲームの最推しキャラ――銀髪の孤高の公爵、ライアス・ヴァルトハインが、ノエルの事務処理能力に目をつけ、「婚姻ではなく、仕事の力量を買いたい」と引き抜きを申し出てきたのだ。

 借金は棒引き、おまけに推しと同じ屋根の下で働ける。断る理由が宇宙のどこにもなかった。

 こうしてノエルは、ヴァルトハイン公爵邸で働き始める。

 昼は有能な事務員として帳簿の山と格闘し、夜は「閣下観察日誌」に推しの生態を克明に記録する日々。歩幅の均一さも、眉間の縦皺も、紅茶のカップを持つ角度も、すべてが愛おしく尊かった。

 一方のライアスは、ノエルの言動に戸惑うばかりだ。自発的に走る令嬢、馬の世話をする令嬢、筋力鍛錬をする令嬢。これまでの「令嬢」という概念が、ことごとく覆されていく。おまけにノエルの視線は、品定めでも計算でもない、正体不明の真剣な目だった。

 甘いものとしょっぱいものを組み合わせたパンケーキとベーコンで公爵の食事に革命を起こし、業務改善で公爵家の財政に切り込み、気づけばライアスの心に小さな「引っかかり」を生み出していくノエル。

 しかし本人はまったく気づいていない。自分が起こしているのが「推し活」ではなく「恋愛フラグ」だということに。

 推しはあくまでゲームのキャラクター。憧れはあれど、現実の恋愛感情など微塵もない――そう思い込んだまま、今日もノエルは鼻血をハンカチで押さえながら、満面の笑みで廊下を走る。

ポイント

総合ポイント 652
日間ポイント 0
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 59090.5% ブクマ×2 629.5%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

ブクマ
31
感想
2
レビュー
0
評価者数
67
平均評価
8.81
週間読者
127

ブクマと評価ポイントの推移

10/28〜11/03(7日間)
ブクマ 31+0(7日間)
32 31 30 10/28 10/31 11/03
評価ポイント 590+10(7日間)
590 585 580 10/28 10/31 11/03

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/03 31 ±0 590 ±0
11/02 31 ±0 590 ±0
11/01 31 ±0 590 ±0
10/31 31 ±0 590 +10
10/30 31 ±0 580 ±0
10/29 31 ±0 580 ±0
10/28 31 ±0 580 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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