異世界恋愛 連載中・全36話

悪女の復讐に祝福はいらない

ピケ 2026/10/25 公開 2026/10/31 10:00 更新

あらすじ

帝国が誇る二大公爵家の一柱、”矛”のヴァルディア。

その長女、ディエラ・リゼ・ヴァルディアには、満たされない願いがあった。

───────お父様に会いたい。

母と、その傍に使える者達に愛される日々。胸に秘めた寂びしさを口にしなければ、幸福は続くと思っていた。

だが、永遠と感じていた日々が突如として終わりを告げた。母が息を引き取ったのだ。




葬式の場に父は遅れてやってきた。見知らぬ女と三人の子どもを連れて。参列者や使用人に驚いた様子はない。

ディエラだけが知らなかった。

ディエラ達が住む立派な離れは、父からの愛情の表れだと思っていた。表面には見せないが、自分達を愛してくれているのだと。視界に入らないよう追いやられたに過ぎないというのに。

自分達には向けられなかった父の眼差しが、彼女達には惜しみなく注がれている。



お父様を返して!私を見て!私を愛して!!



ディエラの心に渦巻く数多の感情は複雑に絡み合う。行き場のない感情の羅列は、やがて醜い癇癪へと変貌した。



そんなある日、扉の向こうから、継母となったフィオルナの声が聞こえた。

『あの女の死に際の顔といったら、もう…!』

息の吸い方が分からない。ディエラの頭は真っ白になり、気が付くと自室に戻っていた。涙が止まらず、溶けるように眠った。

その晩、夢を見た。
フィオルナの剣先が母を貫く姿。不可視の壁に阻まれて届かないディエラの悲痛な叫び。伸ばしても触れられない手。
最期に母が何かを伝えようとした言葉でさえ、ディエラの耳には届かない。

目が覚めると、ディエラの頬に涙が伝い、鮮明な夢にうなされていたのか息が上がっていた。

ディエラの涙が枯れ果てた朝、渦巻く憎悪に決意を誓った。


母を死へ追いやった者すべてに、報いを。




そして迎えた復讐の夜。屋敷は奇妙な静寂に包まれていた。
行き交う足音も、人の声も無い。慣れ親しんだはずの場所が、今夜はどこか違っている。

ディエラは気配を探りながら扉に手をかけ、その先へ一歩踏み出した。

彼女を見つめる影が不気味に揺れ、密かに笑みを浮かべる。

復讐の幕が上がる。その舞台を作ったのはディエラか────或いは別の誰かか。


誇り高き復讐令嬢×執着深き死神!
愛も忠誠も支配へ変わる。復讐を誓う少女が織り成す、優雅で残酷な回帰ファンタジー。

ポイント

総合ポイント 18
日間ポイント 0
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 1477.8% ブクマ×2 422.2%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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ブクマと評価ポイントの推移

10/26〜10/31(6日間)
ブクマ 2+1(6日間)
3 2 1 0 10/26 10/28 10/31
評価ポイント 14+0(6日間)
15 14 13 10/26 10/28 10/31

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
10/31 2 ±0 14 ±0
10/30 2 +1 14 ±0
10/29 1 ±0 14 ±0
10/28 1 ±0 14 ±0
10/27 1 ±0 14 ±0
10/26 1 ±0 14 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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