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麻海 弘タカ 2020/05/03 公開 2020/09/22 15:54 更新
この世界の名前はニルヴァース。
森羅万象が業の光――ルーラハで構成されている。
十一の都市から成り立つ大国フォルフヨーゼ。
その主要都市、マルクティアで暮らす一人の男。
あらゆる生命、物質に含まれる業光を利用して特殊な金属を鋳造する鋳物師。キャストールと呼ばれる男には、イェフナという血の繋がらない唯一の家族がいた。
年に一度、マルクティアで行われる降誕祭に参加した二人。
そこではフォルフヨーゼに平和と繁栄をもたらした律業の巫女と大地の守護神、ゴウレムを祝福するための式典が例年通り催される。
――はずだった。
大国の総覧者。
フォルネリウス王が扇動して祝福が成された時。脈動する大地。
フォルフヨーゼの治安を維持し、
降誕祭を成功に導く要とも呼べる存在。
己の業を律して世界を侵す力、律業術を扱う者――
律業の系譜達でも予期することが出来なかった最悪の事態に、
男はイェフナと共に巻き込まれてしまう。
それが災厄の始まり。
世界に溢れた悪しき業が、男の人生を大きく歪ませていく。
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