ヒューマンドラマ 短編

手鏡

海勢 真輝 2021/02/10 公開 2021/02/10 08:00 更新

あらすじ

 蓑里という村に住む女の子咲(さき)は同い年の龍雄と丈一郎と仲が良かった。龍雄は咲に思いを寄せていたが、咲は十八歳になると村を出て製紙工場に出稼ぎに出てしまった。
 蓑里村から南に下った所に和田という町があった。和田町の「ハシモト本店」という商店はたいそう繁盛している。そのハシモト本店の長男斉昭は、店を捨てて、目の見えない妹実千(みち)と和田町のはずれで暮らしていた。斉昭は、実千のことを大変可愛がり、大切にしていた。
 斉昭は、和田町の北、蓑里のさらに北にある妙名山にある妙名神社の御神水が万病に効くという話を聞く。斉昭は実千をおいて取りにいくことはできず、かといって実千を伴って共に山に登ることも難しい。ある日、近所に住むある夫婦が「わたしが取ってきましょう」と話を斉昭に持ち掛けてくる。斉昭は夫婦の話にのり、お金を渡して御神水の頼んだ。が、夫婦は帰ってこなかった。山道から転落して死んでしまったということだった。
 製紙工場に出稼ぎにいった咲は、その経営者の息子宗治に見初められ、結婚することになった。正月に、宗治とその父親を伴って村に里帰りした咲だったが、そのときに「丈一郎が人を殺した」という話を聞いた。丈一郎が、外からやってきた夫婦を峠から突き落として金品を奪ったのではないかと疑われていた。丈一郎は実家にはいなかった。
 長野半次郎という男も、咲と同い年だったが、それまで話をしたことはなかった。村では評判の「変わり者」だった。その長野の家に、丈一郎らしき男が匿われているらしい。その話を知り、咲は長野の家を訪れた。そこには、三郎と名前を変えた丈一郎がいた。咲はもちろん丈一郎が人を殺したとは思っていない。
 再び村を後にした咲は、和田町で宗治と新しい生活を始めた。二人の間には男の子が生まれた。
 幸せの絶頂にいた咲のもとを、宗治の父親が訪ねる。父親は、咲から子どもを奪い取った。子どもを守ろうとした咲だったが、その時に頭を強くうって意識を失う。意識を取り戻した咲だったが、目が見えなくなっていた。
 冬のある日、斉昭と実千の家の斜向かいに女が越してくる。斉昭は、実家の父親からこの女の人の面倒を見ることを申し渡された。女は「訳あり」だった。彼女は目が見えなかった。

ポイント

総合ポイント 22
日間ポイント 0
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最高順位 [未取得]
評価ポイント 2090.9% ブクマ×2 29.1%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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ブクマと評価ポイントの推移

10/27〜11/02(7日間)
ブクマ 1+0(7日間)
2 1 0 10/27 10/30 11/02
評価ポイント 20+0(7日間)
21 20 19 10/27 10/30 11/02

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/02 1 ±0 20 ±0
11/01 1 ±0 20 ±0
10/31 1 ±0 20 ±0
10/30 1 ±0 20 ±0
10/29 1 ±0 20 ±0
10/28 1 ±0 20 ±0
10/27 1 ±0 20 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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