異世界恋愛 連載中・全1話

「刺繍なんて侍女にでもできる」と婚約を破棄されましたので、規則どおり退任いたします――公爵家の封印は、本日限りですべて無効です

ヲワ・おわり 2026/09/05 公開 2026/09/05 08:10 更新

あらすじ

「刺繍なんて、侍女にでもやらせるさ」

 婚約者のユリウス様は、針の間の戸口でそう言った。十年、一度も入ってこなかった部屋の、戸口で。

 この国の公文書に蝋印は使わない。家紋を刺した「封布」を書類に縫い留め、その針目で真贋を証す。刺し手は一家に一人だけ、王立照合院の台帳に名前で登録される。レヴィナス公爵家の登録名は、十二の年から、シルヴィアだ。

 シルヴィアは婚約破棄を承諾し、規則第十七条どおりに退任した。現行の封布百三十一枚すべてに、無効の返し針を入れて。

 やがて公爵家の書類は一枚も通らなくなる。ユリウス様は言う。「マリエルのほうが上手いんだ。照合院が意地悪をしている」と。

 上手であることは、求められていない。
 求められているのは、十年、同じであることだ。

 ――他家の紋ばかり刺してきた三女が、はじめて自分の紋を持つまでの話。

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ブクマと評価ポイントの推移

10/26〜11/01(7日間)
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5 4 3 10/26 10/29 11/01
評価ポイント 10+0(7日間)
11 10 9 10/26 10/29 11/01

日別の値

新しい順・下の段は前日比
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11/01 4 ±0 10 ±0
10/31 4 ±0 10 ±0
10/30 4 ±0 10 ±0
10/29 4 ±0 10 ±0
10/28 4 ±0 10 ±0
10/27 4 ±0 10 ±0
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「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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