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青井亜仁 2026/11/01 公開 2026/11/01 20:00 更新
戦の神、炎の女神、氷の男神が主として支配するその大陸は、住まう人々から『神々の国』と呼ばれる。そこは外部からの侵入を許さぬ強固な大結界が囲う資源の宝庫であり、外部諸国には『三神の檻島』と呼ばれていた。
安定した気候と国家間の争いの無いその大陸が豊かな資源を抱え、争いが絶えず疲弊した外部の国々が侵略・資源の略奪を狙うが故の別称でもあった。
古来より一度として消えたことがない強固な結界だが、近年外部大陸との交流により条件が緩和された。
各国はそれを狙い、大陸侵略軍の為に工作員を密かに送り込んだ。
ふたつの帝国、特にグラーキス帝国はそのあらゆる国の工作員が作り上げた抵抗軍により国内を荒らされ、帝国の維持で精一杯であった。
一方、グラーキスを助けフランマテルム聖王国を守り続けるディニタス帝国にも、抵抗軍による『帝国民の解放運動』が活発化する。
ある日、抵抗軍との大規模な戦闘においてディニタス帝国軍の総代表にして皇帝の側近イーセルヴァンダが行方不明となる。
そして彼の恋人にして皇妹アイディリーナが、イーセルヴァンダの捜索中に抵抗軍に囚われた。
グラーキス帝国で活動する抵抗軍アッシに所属する少女剣士シーラィニは、捕獲された皇妹アイディリーナを見て思わず叫んだ。
彼女は、もう何年も前に別れた異父姉だった。
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